キャリアプランと行動計画

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キャリアとは職歴のこと

キャリアプランの立て方を身につけるために、まずキャリアというものについてより具体的な理解を得ましょう。キャリアという言葉はもともと英語なので、実は明確な定義づけがなされていません。世の中にはキャリアコンサルタントやキャリアプランナーと呼ばれるような仕事や人事関連の仕事、それに採用支援や転職支援のような仕事もありますがそうした仕事に就いている人たちの間ですら厳密な定義は存在しないと言えるのです。
しかしそれでも多くの人がキャリアという言葉に対して共通して持っているイメージというものは存在し、キャリアというものはつまるところ職歴のことなのです。つまりどの会社のどの部署でどのような仕事を何年してきたかということです。そしてキャリアプランニングとは、今後どのような職歴を積んでいくのかを計画するということなのです。

旅行をイメージ

さてここで少し話は変わるように感じるかもしれませんが、旅行の計画立てについても考えてみましょう。皆様は旅行をどのように計画するでしょうか。おそらく一般的な流れはまず最終目的地を決め、その後に経由地点を決めると思います。また経由地点も素通りするということはなく、各経由地点で物資やお土産の購入、それに観光や食事も楽しむための計画を立てるでしょう。
キャリアを職歴と定義した場合、上記の旅程の考え方がキャリアプランニングの立て方と同じになるのです。つまり最終目的地として就きたい職種や行いたい仕事を明確に定義し、その職に就くために必要な経由地点となる職歴とそれぞれの職場でどのような仕事をしたら良いのかを考えるのです。

具体的な流れ

旅行の計画に倣ってより具体的なキャリアプランニングの流れを見ていきましょう。まず必要なのは情報収集です。例えば温泉に行きたいと思ったらガイドブックなどを購入すると思いますが、同じく就きたい仕事についての情報収集が大切です。次に、条件決めです。旅行の計画であれば予算や日数などの上限があると思いますが、仕事でもそれは同じです。いくらくらいの収入が欲しい、また何歳ごろまでに希望の仕事に就きたいという気持ちがあるはずなのでそうしたものを計画に反映させていきましょう。
そうしたら最後は実際の計画作りと見直しです。特にここでは代替案の作成も重視しましょう。実際の旅行であれば例えば渋滞や天気のトラブルに悩まされることもあるので、そうした場合の代替案が必要です。転職や職歴作りもそれと同じで予期せぬトラブルに見舞われることを想定し、代替案を作成する必要があるのです。